ユニコーンアンテナのメリットとデメリット/マツザワ電気/横浜,川崎,町田,相模原の専門業者 | 安全なアンテナ工事を請け負う会社は365日お電話を受け付けております

電波的には弱くない地域でも
【住宅密集地で電波が到来している方向のすぐ近くに建物壁があると、隣の家で電波を遮断してしまう】ことが多いです。

そのため壁に付けるデザインアンテナが不可になるケースがよくあります。

写真の時の工事もその例で
壁に取り付けるデザインアンテナですと電波の受信が不安定になってしまい取り付け不可でした。

だだ屋根の高さから少し高くなると、お隣の家の影響を受けなくなり電波が急に良くなります。

実はこのような事例は多いです。

【壁にデザインアンテナが付かないが屋根上に高く八木式アンテナを取り付けるまででもない】
このような電波環境の時に取り付けれるのがユニコーンアンテナのメリット①です。

細い円柱型のデザインで風の影響を受けにくい構造となっています。

また、取り付け方から太陽光パネルなどが設置しているお宅でもアンテナ設置に伴う影響を受けにくいのがメリットです。

地デジとBSアンテナ取付けご希望の場合ですが、壁付けのデザインアンテナとBSアンテナの組み合わせですとそれぞれ別の場所に取り付け金具をビス打ちして２カ所にアンテナとなるのが基本です。

ユニコーンアンテナとBSの組み合わせの場合、
もちろん屋根形状や電波方向の兼ね合いはありますが、写真のように一カ所にユニコーンアンテナとBSアンテナを一体で取付けが可能です。

設置スペースがコンパクトになるのと
「出来るだけビス打ち数を減らしたい。」
と思わているお客様にとってはメリットと
思われます。

先ほどまでの中で壁付けデザインアンテナより電波を良く受信できるご説明いたしましたが、
八木式アンテナよりは感度は下がることが多いです。

これは、ワイヤーを使った高さの取れる工事方法も勿論ですが、指向性も関係いたします。

指向性とはすごく大雑把に言いますと、電波を受信する角度（向き）になります。

八木式アンテナはその角度を狭めて方向と狙いを定めて受信できるため、電波を受信する効率が良いアンテナになります。

それに比べると、ユニコーンアンテナは局面でやや浅く広く受け止めている形ですので指向性は劣ります。

アンテナの能力を示す一つの素子数表示で言いますと
八木式アンテナの２０素子とユニコーンアンテナやデザインアンテナの２０素子相当はやや「性格」が違います。

特に電波の弱い「弱電界の地域」と言われるところでは八木式アンテナでしか対応できない地域もあります。

デザイン性あるユニコーンアンテナですが
壁に同色のデザインアンテナと「見た目」や
「存在感の無さ」で言いますと屋根上に出る分やや下がります。


ただ、この辺りは家の形や、取り付けになる位置にもよりますので一概には何とも言えません。

基本は壁や破風板の横から金具を取り付けて設置するユニコーンアンテナになりますので
写真のような
「屋根の張り出しが長い」
家では構造的に取り付けが出来ないことがデメリットになります。

取付けの強度的なものまで勘案しますと
４５センチを超える屋根の張り出しの
場合はおススメできません。